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2011年1月24日 (月)

漢詩を鑑賞する

◆年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず

これは、漢詩『白頭を悲しむ翁に代る』(作者・劉希夷ー初唐の詩人)の中にある対句である。

この詩の主題は、青春時代の眩しい輝きと<対比>して、人生の儚さを歌ったもので、たとえようもなく美しい漢詩である。

63歳になった私が、最も気に入っている漢詩の一つである。

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舞台は洛陽の都、時は晩春、燦々たる朝陽を浴び、花吹雪が浴びながら、美女が登場する。

映画のシーンのようでもあり、音楽が流れるようでもある。<ぜひ、鑑賞して頂きたい>

Photo 4_004

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代悲白頭翁  白頭を悲しむ翁に代る 

 

洛陽城東桃李花  洛陽城東桃李の花

飛来飛去落誰家  飛び来り飛び去って誰が家に落つ

洛陽女児惜顔色  洛陽の女児顔色を惜しみ

行逢落花長歎息  行くゆく落花に逢いて長歎息す

今年花落顔色改  今年花落ちて顔色改まり

明年花開復誰在  明年花開いて復た誰か在る

已見松柏摧為薪  已に見る松柏の摧かれて薪と為るを

更聞桑田變成海  更に聞く桑田の変じて海と成るを

古人無復洛城東  古人復た洛城の東に無く

今人還對落花風  今人還た対す落花の風

年年歳歳花相似  年年歳歳花相似たり

歳歳年年人不同  歳歳年年人同じからず

寄言全盛紅顔子  言を寄す全盛の紅顔子

應憐半死白頭翁  応に憐れむべし半死の白頭翁

此翁白頭眞可憐  此の白頭真に憐れむべし

伊昔紅顔美少年  伊れ昔紅顔の美少年

公子王孫芳樹下  公子王孫芳樹の下

清歌妙踊落花前  清歌妙踊す落花の前

光祿池臺開錦繍  光禄の池台錦繍を開き

将軍樓閣畫神仙  将軍の楼閣神仙を画く

一朝臥病無相識  一朝病に伏して相識無く

三春行樂在誰邊  三春の行楽誰が辺りにか在る

宛轉娥眉能幾時  宛転たる娥眉能く幾時ぞ

須臾鶴髪亂如絲  須臾にして鶴髪乱れて糸の如し

但看古来歌踊地  但だ看る古来歌舞の地

惟有黄昏鳥雀悲  惟だ黄昏鳥雀の悲しむ有るのみ

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