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2011年1月21日 (金)

<国力>の増強なくして日本外交はない

◆オバマ大統領(米国)と胡錦涛(中国)の首脳会談

オバマ大統領は、中国との「商談」を決め、「経済協力」を重視するとして胡錦涛主席をホワイトハウスで歓迎した。

「経済協力」では一致したが、「人民元の切り上げ」や「中国の人権問題」についてオバマ大統領が指摘するが、胡錦涛主席は、「対話を推進する」としただけで平行線のままだった。

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◆米国と日本の違い

首脳会談後に発表された共同声明では、南シナ海の領有権などを巡って中国が主張する「相互の核心的利益の尊重」の明記は、米国の反対で見送られた。

対中外交で、「戦略的互恵関係」を唱えるだけで、「中国の人権問題」を非難しない日本との違いである。

(マスコミも、中国の「人権問題」を報道しない)

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◆日本を支配し、米国と太平洋を二分割しようとする中国の野望

「相互の核心的利益」も「戦略的互恵関係」も、同じ意味なのである。中国漁船が尖閣諸島に領海侵犯した事件でも、菅首相の“断固たる抗議”も、胡錦涛主席の“謝罪”も、ウヤムヤである。

ようやく漕ぎつけた日中首脳会談では、菅総理は下を向いて原稿を読み上げるだけの情けない姿をさらけ出した。

(残念ながら、これが日本政府の現状、限界でもある)

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◆菅総理の外交演説

昨日(20日)、菅総理は財界関係者や各国大使らを前に演説した。

「日米同盟を基軸」として、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への交渉参加を念頭に、「平成の開国」を強調した。

さすがに「友愛の海」「東アジア共同体」については言及しなかったが、相変わらず対中外交では念仏のように「戦略的互恵関係」を唱えるだけであった。

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◆外交力は国力そのものである

「日米中の正三角形」「日米対等」を唱えて米国・中国・ロシアから嘲笑の的になった鳩山前総理よりは、少しはマシになったが、相変わらず対中外交では「戦略的互恵関係」と言うだけ。

日本と米国の「外交力」の違いは「国力」の違いそのものである。そのことを認識すべきである。

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◆「外交」は「国力」に裏打ちされる

国力とは何か?経済力であり軍事力であり総合力である。国力とは何か、次のような定義がある。

定義① 国力=((基本指標:人口+領土)+経済力+軍事力)×(戦略目的+国家意志)

定義② 国力=GNP+一人当たりのGNP+人口+核戦力+国際的威信

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◆国力を強化せよ!

菅総理は、演説で、今年は「平成の開国元年」として、貿易だけでなく人材交流を含めた“経済外交”を唱えている。

外交力は国力であり、国力とは「経済力」だけではないことを認識すべきである。

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