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2010年12月13日 (月)

経済人(経営者)の政治意識

◆経済は一流、政治は三流

日本経済が未だ勢いがあった頃、「経済は一流だが、政治は三流」と揶揄されたことがあった。

それは、(日本の)「経済人は一流だが、政治家は三流」という風潮である。それは、国民は、「政治家」に対しては厳しい目で見るが、「経済人」に対しては尊敬の念を持っている。

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◆経済人の「政治音痴」

しかし、(当然の事であるが)経済人(経営者)は、ミクロ経済においては優れているが、マクロ経済や、まして政治のことになると的外れな発言が多い。

優れた経済人(経営者)が、政治的にはシロウトで、必ずしも高邁な考えとは言えない事が多い。

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◆稲盛和夫氏の場合

稲盛和夫氏は、(間違いなく)日本を代表する優れた経済人であり経営者であることは異論がない。

若手経営者向けの経営塾「盛和塾」を主宰するなど、中小企業の経営者には「稲盛経営哲学」へのフアンは数多くいる。

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◆政治家・小沢一郎に心酔

一方、稲盛氏は、民主党小沢一郎(元代表)の「熱心な応援団長」であることでも知られている。

何故、小沢一郎の「応援団長」になったか?理由は簡単である。稲盛氏のご両親が他界した時に、小沢一郎<本人>が、鹿児島(葬式会場)までわざわざ来て、最後までいたことに、稲盛氏が「感激」したのである。

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◆「葬式」には必ず本人が「出席」(政治家の鉄則)

稲盛氏は、小沢一郎の示した「丁重なる弔意」に、「この人は生涯信頼できる人」と強く思ったのである。

小沢一郎や民主党との密接な関係は、このようにして始まったのである。

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◆経済人の「政治的発言」の愚かさ

経団連の米倉会長が、「尖閣事件」と関連で、「経済制裁」(?)、高圧的に出た共産党中国政府に、対して「中国をあまり刺激しないよう」に、日本政府に「発言」した。

経団連は、過去にも「総理の靖国参拝」については、(中国への配慮から)「やめるよう」発言している。

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◆「国益」を無視して、企業「利益」はあり得ない

企業が「利益」を追求するあまり、「一衣帯水」の中国に媚びへつらうことが多い。「利益」の為なら、中国への技術の流出など、最終的に国益を損なうことには無頓着である。

最低の経済人のマナーとして「国益」に関わる政治的「発言」(政治的圧力)をしてはいけないのである。

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◎ 経済人(経営者)が、政治に対して「発言」することは、それ自体は良い事であるが、同時にそれ(発言)は、国益に対する「責任ある認識」の下にすべきである。経済人(経営者)自身が、高邁な国家観、歴史観が必要とされるのである。

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