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2010年12月21日 (火)

市川團十郎、『勧進帳』を語る

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◆海老蔵「事件」

元暴走族との諍いで暴行を受けて「無期限謹慎」処分を受けた市川海老蔵の(三面記事)ニュースについては、辟易していた。

酒の上でのケンカ、「どっちが先に手を出したか?」そんなことは(私にとっては)どうでもよいことだ。

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◆市川團十郎の登場

そんなことよりも、海老蔵の師であり父でもある市川團十郎が、来春『勧進帳』を公演する御園座から、沈痛な面持ちで記者会見した。

私は、「事件の経過」についての事よりも、市川團十郎が歴史ある歌舞伎界の重責を背負った立場での話に、思わず感動した。

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◆歌舞伎の面白さ

昔、「白黒テレビ」で、義経と弁慶の『勧進帳』を見て、歌舞伎に、妙に感動した記憶がある。

兄頼朝の追手を逃れて、義経を守ろうと、安宅の関で関主との間に丁々発止の駆け引きを見せる歌舞伎18番の演目のひとつである。

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◆勧進帳の見どころと言えば

1.弁慶登場  2.何も書いていない勧進帳を読み上げる  3.義経に疑われた主人を打ち据える  4.四天王が暴発しそうになったときに、弁慶が諫める  5.富樫が義経と見破りながらも、見逃す  6.酒を振る舞われた礼に弁慶が舞を披露する  7.ラスト、弁慶が義経の後を追う

どれも見どころたっぷりです。

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◆勧進帳の意味は、“勧善懲悪”

関主の富樫が「真の東大寺勧進ならば勧進帳があるはず」と言うと弁慶は、真っ白の巻物を『勧進帳』のように読みあげることから、堂々と答えることを「勧進帳を読む」という。

市川團十郎は、さらに『勧進帳』は、“勧善懲悪に繋がる”と、息子の不祥事を詫びながら歌舞伎の伝統を守る心意気を見事に語っていた様子でした。

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◆見事な“記者会見”(勧進帳)

今日の、市川團十郎の「記者会見」は、(軽薄でお粗末な総理大臣など)政治家の「記者会見」とはまるで違って、『勧進帳』を見ているようで、歌舞伎の伝統の凄さを感じてしまった。

息子・海老蔵に対しての質問に、「まず自分のありよう、姿勢、生き様を考えて」と声を詰まらせ涙ぐむ父・市川團十郎は、まるで『勧進帳』の武蔵坊弁慶のようでもあった。

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